よきつながりに感謝して
今年も残りわずかとなりました。皆さんには、どのような一年だったでしょうか?
私どもには、今年もよき出会いとつながりで、たくさんのやさしいお心に触れさせていただき、感謝の気持ちがあふれております。
今年も「花運び人」さんが、野山の実や花を無料奉仕で毎週1時間ほどかけて運び続けて下さいました。またコーディネーターあけみさんがイッキーさんと毎月季節に合わせ心躍るディスプレイをして下さり、すっかり「珈琲と花の店」が定着し、お客様から数多くの喜びの声を戴いています。
今年は変化の年といわれ、大きな波を感じられた方が多いようです。珈琲倶楽部船倉と私個人のどちらにも、色々な事が起きましたが、すべて良きことのために起きていると信じることができるので感謝して快く受け止めております。
私どもの今年の朗報はまず3月に飛び込んできました。昨年の「第7回珈琲のある風景エッセイコンテスト」で船倉賞を受賞された野上夏美さんが南日本新聞社が5年に一度主催する南日本文学大賞をされたニュースです。野上さんの小説に私どもの店も「珈琲店K」という名で登場します。エッセイコンテストの審査委員長で小説家の出水沢藍子先生が「今年は幸先がいいです。いいことがたくさんありますよ!」と暗示にも似た有難い言葉をいただき、受取り体制万全で臨んでいます。
もう一つのビッグニュースは今年10月に新しい焙煎機が搬入された事です。旧焙煎機はオープンして10年目に購入した中古のドイツ製プロバット12K窯、20年近く使用しました。専門家がメンテナンスしたり、夫が焙煎機の油で真っ黒になって数日かけて修理したりして、今まで働き続けてくれました。この焙煎機が船倉珈琲を作り上げてくれたことに感謝しながら、新焙煎機の試運転を始めています。
新焙煎機は同じドイツ製プロバット12K釜ですが、最新型で、黒の本体にフロントプレートは高品質の鋳造を使用したもの。重厚な外観に最先端の技術が融合され、この新兵器で皆さんによりおいしい珈琲を提供できることが何よりの喜びです。焙煎士の船倉盛栄66歳、味探究に燃えております。
船倉の珈琲を愛して下さるお客さま、業者の方、エッセコンテストの審査員の皆さま、写真の先生と仲間、友人たち、日々労を惜しまず努めてくれるスタッフなど、多くのつながりに改めて感謝しております。
今年も残りわずかになりましたが、皆さんの今年の目標がひとつでも多く叶いますよう、そしてより健康でありますようお祈りします。
ありがとうござます。
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