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メアリーのブログ「スキップして!」

鹿児島県薩摩川内市、自家焙煎珈琲店「珈琲倶楽部船倉」のオーナー、メアリーのブログです。

贅沢な珈琲時間のために

今年の夏は猛暑日が続きましたが、大きくなった栗の実や野山の花々を見ると、秋がそこまで来ているのを感じます。
8月から珈琲豆や飲食の料金の値上げをさせて頂いております。長年値上げを考えてまいりましたが、お客さまの喜ぶことではないと承知しておりますので、なかなか決断することができませんでした。当店の珈琲豆は他の自家焙煎店と比べて安く提供していましたので、価格を喜んでご注文下さる方も多かったと思います。
船倉通信やダイレクトメール、HP等でお知らせしておりましたが、珈琲豆仕入れ価格や物流費の高騰のため、現行の価格を維持することが困難になりました。やむを得ずこの度、苦渋の選択をせざるを得なくなった次第です。
全て消費税込みの価格にさせていただきました。
値上げをしたことに心を痛めていたとき、鹿児島市のNさまから嬉しいコメントをいただきました。
「今まで値上げをしないで頑張って頂いたことに感謝です。日々、こんなに素晴らし珈琲をいただいていること、しみじみと感じ入っています。贅沢はしない我が家ですが、珈琲だけは我儘を通してきました。でもこれからはもっと大事に飲もうねと、夫と話しているところです。我が家の珈琲は珈琲倶楽部船倉さんでないと絶対駄目なんです。残り少ない人生、マンデリントラジャに執着したいです」という内容です。
涙がでるほど有難いメッセージでした。
N様のコメントの中に書かれている、唯一の「贅沢として、大事に飲んでくださる珈琲」をさらに心を込めて提供したいと身を引き締めております。
お客様の値上げに対する問い合わせに対処しているとき、若いスタッフの一人が「仕方がない事です。こちらの事情もありますからね」と言った言葉に彼女の成長の跡を感じました。
今後もスタッフともども「しあわせになる珈琲づくり」に精進してまいります。
何卒ご理解賜りますよう心よりお願い申し上げます
ありがとうございます。

追記:月のサービス珈琲(1種2割引)と年に3回の感謝フェア(3種2割引き)は引き続き行いますのでご利用くださいませ。


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原点

7月25日は私共のオープン記念日で、32年目を迎えることになりました。
店を振り返り、自分を振り返ってみました。薩摩川内市で初めての珈琲専門店は、珈琲より珈琲ゼリーが美味しい店として評判を得ていました。そしてどのようにしたら珈琲を通して幸せになっていただけるかという試行錯誤が始まり、それが楽しい日々でした。今でもゼリーの人気は健在ですが、「ここの珈琲でないと」と言っていただけるようになりました。
そしてご縁があった方々が浮かんできます。スタッフ、お客さま、業者の方に恵ました。親戚のような、親友のような付き合いが増え、よきご縁の連続がこの仕事を続けている原動力になっています。
 私は中学時代を屋久島の西方にある口永良部島で過ごしました。4年前、この島で大噴火があり、島民約130名は屋久島に避難を強いられました。約半年間の仮設住宅での避難生活は全国でも報道され、島の名前は一躍有名になりました。
 5年前、45年ぶりに念願の帰郷が叶ったのです。島の魅力にとりつかれ移住者が増えていましたが、島民特有の暖かさは変わっていませんでした。
人口減少のため、小中学校が合併し小学校では複式学級となっていました。山村留学生も受け入れ、そして今年6月に新校舎もできたと聞きます。
潮風を感じながら癒される4つの温泉もあり、海と山の幸にも恵まれています。民宿の数も7件に増えていました。知人の写真家が「口永良部島は最後にとってある」と言われるほど「とっておきの島」なのです。
私の中学時代に影響を受けた恩師がいます。その恩師は私の2年と3年の担任で、所属していたバレー部の監督でした。その先生は毎朝、福沢諭吉の心訓を唱和させました。
「世の中で一番尊いことは人のために奉仕し決して恩にきせないことです」「世の中で一番美しい事はすべての物に愛情をもつことです」この二つの言葉は特に気に入っていました。
この心訓は、私が現在「喜ばれる存在」として「愛と感謝」を深めたいと考えていることと通じています。これが自分の原点のひとつではないかと気づいたのです。
今後も原点を大切に、喜んで頂きたい思いを深め、珈琲を通してしあわせを発信したいと考えています。
今後ともよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。




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