天使の珈琲
当店は31年前のオープン当初から珈琲を通して幸せになって頂きたい想いで、「しあわせになる珈琲」という言葉を掲げ、日々の仕事にいそしんでおります。
どのようにしたらしあわせになって頂けるかと試行錯誤の中で、最初に形にできたのが、「天使の珈琲」です。オープン後、10年ほどたった頃に「天使の珈琲」という言葉に出会い「天使が贈るしあわせになる珈琲」の言葉通り幸せに繋げるという事で始めることを即決しました。
では、天使の珈琲の豆は何にしたらよいのか、毎日悩み続けている時、福岡に行く機会がありました。今は亡き「珈琲美々」のオーナー森光さんは日本の珈琲界を牽引されていた方。(現在は奥様が引き継いでおられます)そちらに立ち寄った時に「幸福の国、アラビアからの贈り物」というポスターを見せていただき、モカの最高級品のイブラヒム・モカを共同輸入することを打診されました。輸入量が60袋の貴重な豆で日本でも使用している店はごくわずかです。その時、森光さんが淹れて下さったイブラヒム・モカの味は独特のフレーバーと酸味、豊かな甘味を醸し出されており、天使の珈琲にぴったりと感じ、イブラヒム・モカの天使の珈琲が誕生することになりました。
天使の珈琲のファンは数多く、今では船倉珈琲の代名詞のようにさえなっています。
イブラヒム・モカはイエメン西部山岳地帯の、標高2000メートル前後の険しい急斜面を拓いた畑で産出され、険しい栽培条件のもと全て手摘みで収穫されています。
良質なイエメンの珈琲豆を共同購入することで、安定輸入をはかるため、発足し「イブラヒムモカの会」のメンバーだけに特別に輸出していただいている、世界でも大変貴重な珈琲豆です。
11月の秋の感謝フェアでは天使の珈琲(エンジェル珈琲)も割引となっております。この機会に遠いイエメンの、段々畑の自生に近い珈琲豆に想いを馳せて楽しんではいかがでしょうか。少しずつ幸せを実感していただけることと思います。
ありがとうございます。
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