MBCラジオに出演して
私は本来、人見知りで、知らない人に話しかけたり、人前で話すことが苦手です。でも私のまわりの人は、大きな誤解をしているのです。来店のお客様を毎日接客しているので話上手と思われています。人と話すのは好きですが、多くの人の前で話すなんて、前夜から緊張して眠れないほどです。それでも神様は、今まで幾度となく試練を与えてくれています。
先日も大きな試練がありました。9月18日のMBCラジオ、「城山スズメ」の「電話でボンジョルノ」のコーナーに出ることになったのです。
今までの学びで「頼まれごとは喜んで受ける」をモットーにしていて、「はい、喜んで!」と返事をすることにしていますが、今回は気持ちと言葉がうらはらです。
薩摩川内市の3大行事のひとつ「大綱引き」が9/22に行われるため、その週を「薩摩川内市ふるさとウィーク」とし、薩摩川内市の経営者などへのインタビューとなったようです。
質問事項の中で「PRしたいこと」と「今後の目標」という質問がありました。PRしたいことは「6月中旬に始めたオープンカフェを薩摩川内市の名スポットにしたい」「8月から始めたデトックスウォーターをさらに広めていきたい」「10月1日から始める『鹿児島みちる しょうが珈琲』について」など。今後の目標は「30周年を機にスタッフ中心の若い感覚で新生船倉として進みたい。そして『喜んで頂く店づくり』『スタッフがより楽しんで働ける店づくり』を目指したい」と結びました。
15分のインタビューが終わり、緊張から解放され「ふ~」とため息がもれました。携帯で放送内容を聞くことができると聞き、恐る恐る聞いてみると「あの~」を連発し、言葉が詰まったりで、顔から火が出そうな思いでした。
自己採点は50点ぐらいでしょうか。それもアナウンサーの采野さんの心の広さ、人間性あふれる包み込むような声のお陰です。またパーソナリティーの笹田さんの澄み切った美しい声も緊張をほぐしてくれました。リクエスト曲が終わり、最後に笹田さんが「30年の伝統の味を守りながら新しいことにチャレンジするということに背筋が伸びる思いです」と話してくださった言葉が、落ち込む私の気持ちを前向きにしてくれました。
「お久しぶりです」で始まった今回のインタビュー。その思わぬ采野さんの挨拶で肩の力を抜くことができました。実は3年ほど前も、私共が主催する「珈琲のある風景エッセイコンテスト」を話題にした出演依頼があり、なんとかお答えしました。そのことを覚えていてくださったことにも感謝です。
いつの日か人前で話すことに慣れて、放送前に「ラジオに出ますよ!」と堂々と言える日がきますように。
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