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メアリーのブログ「スキップして!」

鹿児島県薩摩川内市、自家焙煎珈琲店「珈琲倶楽部船倉」のオーナー、メアリーのブログです。

珈琲のリレー

おいしい珈琲を自宅で淹れてみたい、と思われている方は多いことと思います。
2か月に1回のペースで声がかかり、美味しい珈琲の淹れ方の会をやっています。
6月に行われたのは、北薩地区地域労働者福祉協議会の女性委員会様が主催で30名近い方の参加がありました。
定員を20名としているのですが、主催者が申し込みをどうしても断れないということで、30名を受け入れました。事務局の方がアシスタントをしてくれることが条件です。
アシスタント担当の方は当日までに数回、当店に通い、また自宅でも何度も練習されたと聞きました。ちょうど、学生が店内で体験学習中でしたので、学生を対象に指導練習もでき、最後には自分でも納得した味を作る事ができました。「教える」という目的があることはすごいなと感じた一例です。もちろん本番ではスムーズに流れ、充実した楽しい時間となりました。
また、先日は大口明光学園の学園祭で珈琲を提供したいと4名のOBの保護者の方々が珈琲の淹れ方を学びに来られました。大口明光学園はカトリック女子ミッションスクールで、中学、高校の一貫教育で文武に優れた学校です。
約25年ほど前に知人のお声かけがきっかけで、毎年9月に行われる学園祭に保護者の方々の協力を得て珈琲サービスをしております。イベントでは前もって淹れた珈琲の提供がほとんどですが、ここでは、注文後にハンドドリップで珈琲を淹れての提供です。ところが、今年は担当のマスターが行くことができず、お断りをしようとしたら、4名の元保護者の方々が自分たちで、美味しい珈琲を淹れて提供したいので、珈琲の淹れ方を教えてほしいと学びに来られたのです。普段も珈琲を自宅で淹れている方々です。習得するのも早いでした。自信をもって臨まれること間違いないです。9月16日の明光祭では笑いの絶えない珈琲店が開かれることでしょう。
私共が直接お客さまに関わるのではなく、お客様が自分のお客様に珈琲を提供していただくということは、船倉珈琲にさらに違う方の愛が注がれ、珈琲の輪が広がるということです。すばらしい珈琲のリレーのような喜びを感じています。
珈琲の淹れ方を教えたい方、自分が淹れた珈琲をお客さまに提供したい方、お店をやりたい方、どうぞご遠慮なく申し出くださいませ。自分たちの世界が広がりますよ。
ありがとうございます。

仲間がエッセイ集出版

先日(9/24)、南日本新聞にエッセイ教室の仲間の榎園すま子さんがエッセイ集「絆」を出版されたことが大きく掲載されていました。
鹿児島市の作家・出水沢藍子先生に月に1度、鹿児島市から薩摩川内市にお越しいただき、珈琲倶楽部船倉で、エッセイ教室を開いています。彼女はその仲間のひとりです。
榎園さんは南日本新聞の「ひろば」への投稿20年の経験の持ち主。教室の仲間たちが彼女のエッセイ集を「人生の手本にしたい」というほど、心に響くものばかりです。     社会の在り方や人の命のこと、子供たちの未来について、異なる意見を受け入れる寛容さなど、筆者から学ぶべきことが数多くあります。
「今までの人生で支えてくれた人への感謝の思いを込めたエッセイ集」として、病気のご主人が描いた絵と題字が表紙を飾り、また小さなお孫さんたちの絵や手紙がエッセイ集のところどころに挿入され、愛に満たされた仕上がりになっています。榎園さんのふるさと、奄美南部の加計呂麻島にも行ってみたいという思いが湧き出るほど魅力的な本です。
自分の人生を一冊の本にして残すことはなんと素晴らしいでしょう。改めて感じています。
もし、私がエッセイ集を出版することがあるならば「お客さま物語」「友人物語」「社員物語」「師匠物語」「家族物語」「写真物語」「故郷物語」などをテーマにして書きたいと、とてつもないことを思い始めています。どんな素晴らしい体験や考えも書かなければ残らない。そのことを肝に命じ、実現の日を夢見て書きつづけていきたいです。仲間のエッセイ集出版に刺激と元気をいただいたところです。榎園すま子さんのますますのご建筆を祈ります。
ありがとうございます。

「ぷろむなーど」のこだま

今年の夏の異常気象に大変な想いをされている方も多いと思います。
心よりお見舞い申し上げます。
6月末に「第10回珈琲のある風景エッセイコンテト」の入選作品集「ぷろむなーど」を発行しました。入選作品集も10冊目になり、重みが増していくことの喜びを感じています。
毎年、多くの方から感想をいただきます。
「私は〇〇の作品が自分の家族と重なり一番好きです」「この作品のこの表現がいいですね」「ありのままの暮らしの一片、素敵です。大切な友人にも読んでもらいたい」とそれぞれの方々が自分の人生と重ねているのが伝わってきます。
 1000点以上の応募の中からわずか10点の入選作品ですが、珈琲がもたらすしあわせ風景を読んで、珈琲に対する思いをさらに深めていただけたら本望です。
 入選者からも喜びの声が届きます。「89歳の母に入選作品を見せ喜ばせたいです」「このような賞を受賞でき、光栄です」などの他にエッセイの中に登場する珈琲の風景を写真で送ってくださる方もおられます。
「喜べば喜びごとが喜んで喜び集めて喜びにくる」という言葉がありますが、エッセイコンテストで喜びの伝染が広がっているのを感じます。
 多くの方に支えて頂いて成り立っているエッセイコンテストです。第10回をひとつの区切りとし、今後どのように取り組んでいくか、まわりの方の知恵をお借りしながら考えているところです。
「ぷろむなーど」とはフランス語で「散歩」の意味です。季節の野の花を愛でながら、風を感じながら散歩する遊びごころ。ここにあるエッセイたちも温かい珈琲風景に連れて行ってくれると思います。
皆さまの珈琲タイムがさらに人生を豊かにすることをお祈りします。
ありがとうございます。

高校生の珈琲体験

 去る6月7日、れいめい高校で「珈琲と向き合う&マナー」について2時間の講話依頼を受けた。さらに6月16日の学校の文化祭で珈琲店をするため職場体験の申し出もあった。
 れいめい高校は中高一貫校で3つの学科に5つのコースがあり、普通科のキャリアアップコースが平成26年に新設されており、そちらからの依頼である。1、2年生含め、29名の生徒たちを対象。どのようにしたら生徒たちが珈琲に興味を持ってくれるかと考えながら準備に取りかかった。授業中に珈琲を飲んでもらうという案を戴いた。彼らの反応がとても興味深い。
珈琲体験の時、ブラックで飲んでいる男子生徒が数名もいるではありませんか。かと思うとミルクを3個とシュガーもたっぷりいれて、必死でチャレンジしている女子生徒も。予想どおり苦いという感想が多い。「酸味が少しします」「ブルーマウンテンNo.1はどうして高いのですか?」という質問も飛んでくる。珈琲に興味を持ち始めてくれているのがわかる。
職場体験には7名の生徒さんが参加。接客練習をしてお客さまに珈琲を運ぶ時、手が震えている生徒もいる。キャリアアップコースで学んでいるだけあり、あまり訓練もなく、スマートにできるのはさすがである。珈琲の淹れ方教室では、真剣そのもの。他の生徒が淹れる時も息をのんで見ている。
 当初は珈琲メーカーで珈琲を淹れる予定だったがハンドドリップでチャレンジすることになった。文化祭では2時間の営業時間、彼らは自分たちで珈琲を淹れたのだ。アイス珈琲100杯以上、ホットコーヒー30杯以上を提供できたという。
当日の夕方、担任の先生と当店に来た生徒さんたちの顔が紅潮していて、大成功したのが感じられた。さらに嬉しいことに生徒全員からの「感謝状」と称する手紙が入った封筒を渡された。喜びのあまり何度も読み返した。15歳と16歳の彼らは、この体験を通し、数年後に珈琲とどんなつきあいをするのでしょうか?
数日後、文化祭の写真が届いた。教室内での珈琲店。入り口には看板、樽などを飾り、しっかり珈琲店の雰囲気を醸し出している。たくさんのお客さまに接している女子生徒、珈琲を淹れている男子生徒。その光景を見て、涙が出そうなくらい感激をしてしまった。
 私を紹介してくださった先生や珈琲通の担任の先生の「生徒たちによい体験をしてもらいたい」という熱意がこのような形に現れたのでしょう。微力ながら関わらせていただき、たくさんのプレセントを戴いた思いです。
珈琲屋をやっていて本当に良かった。
ありがとうございます。

公募数1086点

今年で10回目を迎えたエッセイコンテストでは、応募数1086点の作品が国内外から届きました。
今年は主催者の私共を含め、同人誌や小説に評論を書いている方など5名の審査委員に依頼し、一次審査をしていただくことになりました。
1000点以上の作品を、宅急便で発送したり、送り返して頂くことを繰り返しました。大切な作品の愛のリレーのような感覚がし、感謝一杯の想いでした。
2次審査を通過した34の作品は6月7日の最終審査で選抜され、10点が入選作品となります。最終審査では小説家の出水沢藍子先生、南日本新聞社の薩摩川内総局長など、
5名が審査に当たります。
毎年、一点一点の作品に深い思いを感じ、入選してほしい作品が数多くありすぎます。それでも審査をしなければならないというのが、つらくというのが正直な想いです。
今年は10年目という節目でもあり、「しあわせになる珈琲のある風景をもっと知りたい」というコンテストを始めたきっかけなどを振り返り、多くの方々に支えていただいたことに感謝の念を深めております。
しあわせになる珈琲の風景をこのように数多く知ることができ、また感じることができ、日本で、世界で、一番しあわせな珈琲店のオーナーであることを実感します。
ありがとうございます。